異業種からの介護転職

仕事の将来性を考慮し、異業種から介護業界への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。

実際に2020年の介護業界への転職者は、約7割が異業種です。コロナ禍の雇用不安が後押しし、介護業界を希望する人が増えています。

本記事では、異業種から介護業界へ転職するために取っておいた方が良い資格や、心構え、職場を探すときのポイントを解説していきます。

 

「介護職員初任者研修」の資格を取る

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「介護職員初任者研修」は介護資格の入門とも言える資格です。各都道府県に存在するスクールで130時間のカリキュラムを受けることで、介護の基礎知識と実践的な技術を学べます。食事介助、入浴介助、ベッドから車椅子への移乗など、実技演習もあるのが特徴です。「通信学習+通学」のため、一部のカリキュラムは自宅で学べます。
受験資格はなく、筆記試験の難易度も高くないので、未経験者でも取り組みやすい資格と言えるでしょう。

資格を取得するメリットは以下の4つです。

 

①採用選考時に有利になる

「資格取得者優遇または必須」の求人も多くあります。

 

②無資格者より給料が高くなりやすい

資格手当(2000円~など)がつく施設や事業所もあります。

 

③業務範囲が広がる

利用者の身体に直接触れる身体介護には、資格の保有が必須です。業務範囲が広がり、任せられる仕事も増えます。

 

④利用者やご家族の信用を得やすい

基礎知識があれば、仕事の姿勢や利用者への接し方も変わってきます。早くに信用を得て、重宝されるようになるでしょう。

 

介護業界で働くために必要な心構え3つ

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介護の仕事は複数の職種の人間がチームになり、1人の利用者をケアします。仕事をスムーズに進めるには、しっかりとコミュニケーションをとることが大切です。

介護の現場に入る際の心構えとして、以下の3つを意識しておきましょう。

 

①積極的に明るくあいさつ

入ったばかりの新人にとって、元気なあいさつは基本的で重要な仕事です。印象が良くなるだけでなく、相手の気持ちや周囲の空気を明るくする効果があります。

初対面の人には積極的にあいさつしましょう。「○○さん、おはようございます」と相手の名前も付け加えると、より好印象です。

 

②教わるときは謙虚な姿勢で

介護業界は人の入れ替わりが多いため、同僚や上司が自分より年下のケースも大いにあります。相手によって言動や態度を変えず、謙虚な姿勢を持ち続けることが大切です。

教えてもらったことは素直に取り入れましょう。たとえ知識があっても自己流で行うのは厳禁です。ミスや事故に繋がる可能性があります。

先輩職員の利用者に対する声かけや接し方をよく観察し、積極的に見学させてもらいましょう。熱意が伝わり、「しっかり動いてくれそうだな」と仕事を任されやすくなります。

 

③報連相の徹底

介護の仕事はチームワークが重要です。職員同士のコミュニケーションがぎこちない職場は、質の高いサービスを提供できません。結果的に利用者やご家族からのイメージダウンに繋がるでしょう。

仕事中は積極的にメモをとり、正確に情報を伝えることを意識してください。教わった通りにいかない、予想外の出来事があったときなどは、すぐに他の職員に相談します。

異業種から転職した新人は分からないことだらけで当然です。「こんなこと聞いて迷惑なのでは」と考えず、速やかに行動に移すようにしましょう。

 

良い職場を見つけるためのポイント

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介護業界には、ブラックな施設や事業所も中にはあります。サービス残業や休日出勤が常態化している、人間関係が悪く職員がすぐ辞めていくなど、入っても長く続けられる環境ではないでしょう。

ここでは、良い職場を見つける可能性を高めるポイントをご紹介します。

 

①求人情報の内容に注意する

■採用人数がやたらと多い

一定数の退職者が出ることを見越して、大量に採用している可能性があります。転職支援サービスを利用し、担当者に募集背景を確認してもらうと安心です。

 

■近隣の事業所・施設よりも給与が高い

過重労働や人間関係、環境の悪さが原因で人材が定着せず、高給与で人を集めようとしている可能性があります。周辺と比較し、高すぎない・低すぎないところを選びましょう。

 

■頻繁に募集している

常に採用活動している施設は、待遇や人間関係の悪さにより離職率が高いケースが考えられます。よく見かける施設・事業所名はリストアップし、避けた方が良いです。

 

②施設や事業所を見学する

職場の環境や職員の対応を見学することで、雰囲気や特徴を掴みやすくなります。「条件が良いから入ったけど、やっぱり合わないかも…」と後悔しないためにも、必ず自分の目で見て確かめましょう。

チェックポイントをご紹介しますので、ぜひ役立ててみてください。

■職員をチェックするポイント

■館内をチェックするポイント

まとめ

異業種から介護職へ転職する際は、「介護職員初任者研修」の資格を取得するのがおすすめです。優遇されやすくなり、資格手当がつく場合もあります。

介護の現場はチームワークが重要です。あいさつや教わるときの姿勢など、基本的なコミュニケーションを怠らないようにしましょう。

職場探しの際は、求人情報だけでなく、職員同士のやり取りの仕方や、館内の清潔さなどにも注目してください。ブラックな施設を判別できる可能性が上がり、活き活きと働ける職場が見つかるでしょう。