介護職に向いている人

働き方

介護職に向いている人

「初めてだけど介護の仕事って自分にもできるのかな?」とどのような仕事をするにも、適性は気にりますよね。
自分に向いている仕事をしたほうが活躍できる機会も多いですし、ストレスも少なく働けます。
介護の仕事にも
「向いている人」「向いていない人」の違いは多少なりともあります。

ではどのような人が介護職に向いているのか紹介します。

 

介護に向いている人

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■人と接することが好き

介護のお仕事は人のからだに触れたり、人の話を聴いたりする機会が多い仕事です。

他者と密接に関わるため、人と接することが好きならば楽しく仕事ができるでしょう。

一般的に「社会人にはコミュニケーション能力が必要」とよく言われますが、介護職員の場合は「聞くちから」の方が大切です。 
なぜなら、施設に入居している高齢者の話し相手は、主に介護職員。

私たちのように、気軽に誰かと会ったり出かけたりすることが難しく、普段の何気ない会話ができる話し相手は

限られています。だからこそ、きちんと人の話に耳を傾けることができる人・相槌を打つことができる人は介護職員に向いていると言えるでしょう。

こう聞くと「当たり前じゃないか」と思われそうですが、意外と人の話を聞くことができない人もいるのです。

口下手で話すことが苦手と思っている人も、聞くことは嫌いじゃないという人も多いのでは?

そういう方は介護の仕事が向いているかもしれません。

また、利用者様のからだの痛みや変化に気づける細かな気配りが必要なので、相手の立場にたって、相手の話に耳を傾けられる、思いやりのある人が向いています。

このような人は、利用者様やご家族から相談を受けた時にも力を発揮できるでしょう。

 

■高齢者を敬い、思いやる気持ちがある人

排せつや入浴の介助は、介助を受ける側にとって羞恥心や精神的ストレスを感じるものです。

介護者は、不快な態度で接したり、自尊心を傷つけるような言動は慎み、一人の人間としての尊厳を守ることが求められます。

福祉の仕事は入居者だけでなく、その家族や同じ介護職員、また他職種のスタッフと連携しながら行うお仕事です。

だからこそ、自分以外の立場になって気持ちを想像できる、思いやりのある人が向いていると言えるでしょう。

入居者にとって施設は家であり、家族にとって介護職員は安心してお願いできる存在でなければなりません。

そのためにも信頼関係を築くことはとても大切で、思いやりのある人ほど心を開いてもらいやすくなるでしょう。

また福祉の仕事は、利用者や家族より感謝される機会が多く、人の役に立てていると実感しやすい仕事です。

そのため、誰かのために働きたいと考えている人にとっては、モチベーションも保ちやすい環境といえます。

 

■オンオフの切り替えが上手

介護職として活躍するためには、オンとオフの切り替えが必要です。

ご入居者様の気持ちに寄り添うことはもちろん大切ですが、あまりにも向き合いすぎると、自分自身の感情のバランスを崩してしまう場合があります。

人との関わりが深いぶん、利用者様やご家族からイライラする気持ちをぶつけられることもあります。
人と接する時間が長い分、ストレスを溜め込んでしまわないよう、適度に息抜きをしていきましょう。

具体的には、職場を出たら仕事のことは考えない、ストレス解消法を見つけるなど、自分なりのオンとオフの切り替え方を身につけて仕事をしていくのがおすすめです。
すぐに気持ちを切り替えられるポジティブさがあれば、ストレスを溜め込まず、

より気持ちを楽にして介護の仕事に向き合うことができるでしょう。

明るく前向きな人は、周りの職員からも信頼を寄せられます。

介護に向いていない人

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■協調性がない人

介護のお仕事は、チームワークが重要となっており、基本的に一人で業務は少ない傾向にあります。

一緒に働く介護スタッフ同士や他職種の人とうまく連携しながら、ご入居者様の介護を行う必要があります。

高齢者の方は動作や話すスピードがゆっくりな場合が多いので、「待つ」こともとても重要な仕事です。

ですので、介護の仕事を作業ととらえ、効率を求める方にはこの仕事は不向きと言えるでしょう。
一人で身勝手な行動を取ってしまうと、大きな事故につながる可能性もあります。
企業や施設がスタッフを採用する上で、特に協調性を重視しているケースが多いです。

ご入居者様やご家族様に安心していただける介護サービスをご提供するためにも、自分の独断ではなく、施設の方針や周りのスタッフの動きに合わせることを心がけましょう。

 

■優しすぎる人

優しすぎる性格の方は、自分の能力にかかわらず、他人が要求することをすべて受けてしまう傾向にあります。

他人の気持ちに寄り添い過ぎてしまう。
介護職は利用者さんやご家族の生活の困難さや悩みに向き合わなければならない場合があります。
そのため、利用者さんに振り回されてしまうおそれがあります。介護スタッフという立場上、利用者さんの希望を何でもかなえるのが良いこととは限りません。

このような方の場合、向いていないというよりも、むしろ介護職に向いている性格だと言えます。
介護職には相手を思いやる優しさが必要です。
しかし、優しい=相手の言うことを何でも聞くということではないということを理解できれば、断ることに心を痛めることもありません。
利用者さんのことを思うからこそ断れるようになれれば、負担を感じる機会も少なくなるでしょう。

相手の気持ちに感情移入しすぎることで、仕事を通して精神的なストレスが大きくなり、体調を崩してしまうこともありますので気をつけたいところです。

 

まとめ

自分は向いていると感じた方もいれば、ちょっと難しいかもと感じた方もいるかもしれません。

介護職は大変なことも多い職業ですが、感謝されることが多く、やりがいを多く感じられる職業ですので大変なことも忘れてしまうほど多くの人から感謝され、やりがいを感じることが多い職業です。適性だけであきらめる必要はありません。

人の役に立てることに喜びを感じ、思いやりをもって高齢者の方と接することができる人なら天職といえるでしょう。

施設によっても経営理念や方針など違ったりするので「自分には向いてないのでは?」と不安を感じる人でも、きっとあなたにぴったりの職場が見つかるはずです。

自分に合った職場環境で働けば、やりがいを持って働くことは十分に可能です。

転職も視野に入れたうえで自己分析を行い、自分に合った働き方を実現しましょう。