訪問介護の仕事の1日の流れ

働き方

これから介護関係の仕事に就きたいと考えている人の中で、訪問介護の仕事が気になっている人は多いでしょう。

しかしながら、訪問介護の仕事内容が分からず少し不安に感じている方が大半だと思います。

そこで本記事では、訪問介護の仕事内容や1日の流れ、訪問介護の給料などについて徹底解説しました。

本記事を読むことで訪問介護の仕事内容などを知ることが出来るため、訪問介護の仕事が気になっている方はぜひ参考にして下さい。

訪問介護とは

訪問介護とは、訪問介護のサービスを利用している方の家に訪問し、介護を行う仕事です。

一般的な施設で行う介護と違い、一対一で介護を行う事になるため、利用者の方との距離感を縮めることが出来るという特徴があります。

一対一のサービスであるため、ある程度のマニュアル的なものはありますが、利用者さんによって対応を変える能力が必要です。

訪問介護のサービスを利用できる人は「要介護1~5」の認定を受けた人であり、「要介護1~5」は自力で生活することが難しく、他の人の介護が必要な人が認定されます。

訪問介護は家政婦ではないため、援助しなくても生活することが出来る事に関してのサービスは行いません。

また、医者でもなく、専門的な知識が必要になる医療行為に関しても行うことができないため、あくまでも日常生活を援助するということが仕事内容です。

初めは慣れず、気まずい時間もあるかもしれませんが、利用者との信頼関係を築くことができれば気軽に仕事ができるようになります。

訪問介護の仕事内容

訪問介護は日常生活を援助すると言う仕事であり、主に3つの仕事内容があります。

・身体介護

・生活援助

・通院介助

普通の介護の仕事ではしない、訪問介護ならではの仕事内容もあるため、介護関係の仕事をしていた経験がある方でも確認しておくようにしましょう。

身体介護

身体介護は施設で行う介護と同じで、排泄介助や入浴介助、食事介助などの生活する上で必ず必要な身体系の介護です。

また、医師免許がなくてもできる簡単なケアなども対応できるのであれば、してあげましょう。

一人で多くのことができると訪問介護員としての価値が上がり、重宝されるようになるため、医師免許が必要ないケアに関しては学んでおいた方が良いです。

また、訪問介護員の需要は高く、1日に多くの家に介護士に行くこともあるため、それぞれの利用者の特徴を把握しておくことも重要になります。

利用者によって対応を変えることが出来ると、利用者からの評価が上がるため、お互い良い関係を築くことが出来るでしょう。

生活援助

生活援助は身の回りの生活をサポートすることであり、訪問介護ならではの生活援助もあるため、確認しておきましょう。

掃除や洗濯、料理などは利用者の方から依頼されれば対応することもあるため、出来るようにしておいた方が良いです。

訪問介護員の仕事内容は日常生活を援助することであるため、日常生活を送るのに問題のない業務は断ることもできます。

しかしながら、訪問介護は基本的に一対一での介護になるため、利用者の方の依頼を断ってしまうと良い関係を築けない可能性があるため、気を付けましょう。

契約を切られることを恐れて、あまりにも要望が多い利用者の方に対して何も言えない方もいますが、過度なストレスになってしまうため、しっかりと断る勇気を持つことも重要です。

通院介助

通院介助は利用者な方によって必要な場合があり、病院までの送り迎えをするサポートを行います。

利用者の方の中には病院に通っている方も多く、病院内では、医師や病院で働いている看護師の方が対応してくれるため、病院までの送り迎えで十分です。

通院介助は病院へ送り迎えするだけのため、あまり大変ではないですが、利用者が重度の障害者の方などであるならば、大変な仕事になることもあります。

訪問介護の仕事の1日の流れ

訪問介護の仕事は1日に何件も訪問することがあるため、1日の予定を確認し、サービスをするための準備をすることからスタートします。

訪問介護員によってスケジュールは様々ですが、9~10時に一件目の家で介護しに行き、12時ぐらいに2件目に行くため、午前2件、午後2件が平均的なスケジュールです。

基本的には、一件終わった後の移動中が休憩時間となるため、少し忙しいと感じる方がいるかもしれません。

しかしながら、大体16時程度には介護の仕事は終わるため、一日中働くというようなことはないです。

介護の仕事が終わり、会社に戻ると介護の記録や引き継ぎなどの作業が残っており、その作業が終わると帰宅できるというようになっています。

18時ぐらいには帰宅することが出来るため、普通の会社と同じような仕事時間です。

一件訪問し、介護を行う時間は60~90分程度であるため、必要な作業を終えることができれば次に移動するという形になるため、ずっと一つの家にいるということはありません。

高齢者の方は自分の身体を自由に動かすことができず、ストレスを抱えている方も多いため、優しく対応することを心がけましょう。

訪問介護の給料

給料が全てではないですが、生きていくためにお金は必要不可欠であるため、給料面についても紹介します。

老健で働く介護職の平均給与は月291,930円であり、非常勤の方は月208,210円です。

介護職員の方が月の給料は高いのですが、訪問介護員の方が働く時間は短く、時給換算しても訪問介護員の方が時給が高いため、あなたに合った働き方で働くようにしましょう。

また、訪問介護の方が時間の融通が効きやすいというメリットもあるため、主婦の方などにおすすめです。

しかしながら、訪問介護員は全ての作業を一人で行う必要があるため、一度施設の介護で慣れてから、訪問介護員になるのも良いでしょう。

まとめ

本記事では、訪問介護の仕事内容や1日の流れ、訪問介護の給料などについて徹底解説しました。

近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、施設でサービスを受けるのが怖いという方も多いため、訪問介護の需要が増してきています。

主婦などで時間の融通が効きやすい職場で働きたいと考えている方にはおすすめのため、気になる方は本記事を参考に検討してみましょう。