介護で働くと身に付くスキル

介護で働くと身に付くスキル スキル

■介護はどのようなスキルが身につくのか
■介護士業界で働いて本当に何か役に立つ力が身につくのか

介護に関わっている方、もしくはこれから介護業界に足を踏み入れようと考えている方は、このようなことを考えることも多いのではないでしょうか。

少子高齢化による慢性的な人不足で、常に需要が絶えない介護業界ですが、何もスキルが身につかないと将来に不安を感じる方も多いかもしれません。

あまり知られてはいませんが、介護で働くと身につけることができるスキルは様々なものがあり、他の仕事にも応用できるものばかりなのです。

そこで本記事では介護で働くことによって身につくスキルについて詳しく解説していきます。

介護で働くと身につくスキルとは?

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介護業界で働くことによって身につけることができるスキルは様々なものがあります。

・学歴・年齢に問わずキャリアアップすることが可能
・どの職でも通じるコミュニケーション能力
・チームでスムーズに働く協調性
・不測の事態に対応する能力
・自分で考えることのできる力

以下それぞれについて詳しく見ていきましょう。

キャリアアップすることが可能

実は介護の仕事というのは、未経験の方でも始めることができるというのはご存知でしょうか。

介護に関する資格を有していなくても、誰もが始められる仕事が介護に関するものなのです。

最初は資格がない状態から仕事を始めたとしても、勉強して介護福祉士などの専門資格を取得すれば、少しずつキャリアアップをすることもできます。

特に資格を取得することができれば、どこの施設でも需要がある存在になれるため、自分のライフスタイルに合わせて働く先を選ぶ事が可能です。

収入の面でも資格があるとないでは、額が変わってくるため、やる気があれば資格を取得することをおすすめします。

資格の取得に関しては、学歴・年齢問わずに取得することができるので、どんな人でもキャリアアップすることができるでしょう。

どの職でも通じるコミュニケーション能力

介護職は他の職業と比較しても、コミュニケーション能力が求められる仕事になります。

常日頃から施設を利用する人々とコミュニケーションをする必要があるため、否応なくコミュニケーション能力も伸びていくのが介護職の特徴です。

また単純にコミュニケーション能力といっても、ただ話すのが上手くなるというわけではありません。

介護職では常日頃から利用者の方々の生活サポートをするため、何を求めているのか、逆に何がタブーなのかしっかりと見極める必要があります。

こういった見極める能力を、仕事を通して身につける必要があるため、他の職よりもより高度なコミュニケーション能力が身につけられるといえるでしょう。

相手が望んでいることや、好ましくないことを見抜くことができるコミュニケーション能力は、どの職に就いたとしても需要があるものです。

どの職でも通じるコミュニケーション能力を身につけることができる介護職は、それだけでも大きな魅力があるのではないでしょうか。

チームでスムーズに働く協調性

介護というのは、一人の介護士の方が利用者の世話を全て行なっているというわけではありません。

基本的に介護は「チーム」で行うことが前提となっており、一人では到底全ての仕事を行うことはできないのです。

ケアマネージャーや上司・同僚・医師といった、多くの人々が協力し合うことによって、介護というのは成立しています。

そのため介護業界で働いていると、自然にチームで働く協調性というのを身につけることができるのです。

例えば、担当している利用者の方がどのような状態であるか、細かく報告・連絡・相談するという日常的な業務を通じて、社会人として最も重要な「報連相」が自然に身につきます。

こういった協調性は、どういった仕事をする上でも必要になるため、これを身につけられるのは、介護職で働くことによって得られるメリットといえるでしょう。

不測の事態に対応する能力

利用者の生活サポートをしながら、介護業界に身を置いていると実感できるのは、不測の事態に対応する能力が必要不可欠ということです。

介護でサポートする利用者の方々は、高齢によって体がうまく動かせないという人や、疾患や障害を抱えており、日常生活を送るにも苦労している人がほとんどになります。

こういった人々の行動や習慣というのは、サポートする側からすると突拍子もないことのように感じられるものがほとんどです。

もちろん利用者の片方の頭の中では、きちんとした行動に対する理由などあるのですが、介護としてサポートしている側からすると、かなり驚くことが多いのが正直なところになります。

介護を仕事として働いているのであれば、こういった不測の事態に直面した時にも、問題が起きないようにしっかりとサポートする能力というのが必要です。

自分で状況判断を行い、適切な対処をすることができなければ、大きなトラブルにも発展しかねないので、不測の事態への対応力はかなり重要といえるでしょう。

こういった対応力に関しては、どういった仕事に従事しているとしても必要になるものです。

対応力が高い人材は、どのような仕事に就いたとしても重宝されるものであり、介護職で身につけることができるスキルの中でも、役に立つものといえるでしょう。

自分で考えることのできる力

介護というのは徹頭徹尾「人」を相手にして行う仕事になります。

利用者の方が気持ちよく生活することができるように、自分やチームが有している様々な知識や経験を総動員して、日々接する必要があるのです。

そのため個人としても、毎日どういったことが利用者にとって必要なのかを考え、業務を通じて実践し、チームで振り返りながら適切だったかを評価していきます。

こういった一連の「PDCAサイクル」を、業務を通じて自然に行うことができるのが、介護という仕事の大きな特徴です。

良い介護のサービスを提供するためには、この過程を素早くかつ正確に行うことができるようにならなければいけません。

もっともこのような一連の過程を自然に身につけることができ、かつそれを正確に行うことができるようになれば、どんな仕事に就いたとしても活躍することができるでしょう。

まとめ 介護で働くと身に付くスキルは様々ある

今回紹介してきたように介護で働くと身につくスキルというのは様々なものがあります。

介護の仕事にしか必要ないスキルというものではなく、どのような仕事に就いたとしても需要があるスキルを身につけることができると、分かったのではないでしょうか。

特に介護で働く上で一番特徴的なのは、毎日必ず人と接するということです。

どのような仕事であっても、根本にあるのは相手に満足してもらうということでしょう。

介護では、日々の業務を通じてどういったことが相手に満足してもらうものなのか、逆にどういったことが相手に好まれないものなのかを、肌で感じながら仕事をすることができます。

こういった業務を通じて身につけることができる「人間力」というのは、 どんな仕事に就いたとしても重宝されるものです。

介護で働いても何もスキルが身につかないのではないか、と不安に感じている方も多いかもしれませんが、心配はありません。

日々の業務を通じて、こういった仕事に重要なスキルを身につけることができれば、今後のキャリアでも必ず役に立つ力を手に入れることができるでしょう。