訪問介護が選ばれる理由

介護業界

これから訪問介護士として働きたいと考えている人は多いはずです。しかしながら、訪問介護がどのような仕事なのか疑問を抱いている人は多いでしょう。

そこで本記事では、訪問看護のメリット・デメリットを徹底解説しました。それだけでなく、訪問介護と施設介護の違いについても解説しています。

これから訪問看護師として働きたいと考えている人は、是非最後までご覧ください。

訪問介護のメリット

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それでは、訪問介護のメリットを解説していきます。

利用者と関係が構築できる

訪問介護は1対1で利用者と長く関わりを持つことになるため、信頼関係が構築できるというメリットがあります。

介護施設を利用している人の中には、コミュニケーションが苦手で、新しく知り合った人に対して心を開かないという人も少なくありません。心が開いていない相手とコミュニケーションを取るのは、介護士も利用者も精神的に負担が大きいです。

しっかりと利用者と信頼関係を構築できるという点は、訪問介護士として働く大きなメリットになります。

介護以外のスキルが身に付く

訪問介護士は、介護だけでなく様々な業務を担当しなければいけないので、多くのスキルを身に付けることができます。

例えば、料理や洗濯などの家事は、訪問介護士が担当するケースが多いです。他にも訪問介護士によっては、営業なども行います。

様々な業務を経験して多くのスキルを身につけられる訪問介護士は、メリットが多いと判断できるでしょう。

時間の融通がきく

訪問介護士は、利用者の人が活動する日中が主な業務時間になるので、時間の融通がききやすいというメリットがあります。

施設介護の場合は、施設に利用者が暮らしている状態なので、日によって日中や夜勤のシフトが発生します。

夜勤などのシフトが発生するとプライベートや体調に影響が出る可能性も十分に考えられるでしょう。

時間の融通を仕事に求めるのであれば、日中に活動できる訪問介護士は非常におすすめです。

人間関係に悩まない

訪問介護士は個人で利用者の自宅に行って業務を回すだけなので、同僚と関わる機会があまりありません。同僚と関わる機会が少ないため、社内での人間関係に悩まされる可能性も少ないです。

人間関係に悩むのが不安なのであれば、個人で活動できる訪問介護士は非常におすすめの職業になります。

注意点としては、訪問介護士は個人で利用者と関わることになるので、利用者との人間関係に悩まされる可能性はあると覚えておきましょう。

訪問介護のデメリット

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それでは、訪問介護のデメリットを紹介していきます。

対応できる人数が少ない

訪問介護は基本的に1人で利用者の自宅に行って業務を回します。利用者によっては2人で訪問看護するケースもありますが、基本的には少ない人数で業務を回すのが一般的です。

業務に対応する人数が少ないと、トラブルなどが発生した時に個人の判断に大きな責任が生まれます。

責任感の重い仕事に対してストレスを感じてしまうのであれば、訪問介護は少ししんどい仕事だと言えるでしょう。

正社員雇用が少ない

訪問介護士の多くは非正規雇用で、正社員として活躍している人は少ない傾向があります。

もちろん非正規雇用であればシフトなどが柔軟に組めるのでプライベートを充実させることができますが、給料や福利厚生など待遇面で不安があると感じる人も多いでしょう。

正社員での雇用にこだわっているのであれば、訪問介護士として働ける企業は少ないと覚悟しておいて下さい。

サービスの供給が安定しない

訪問介護士は利用者によってサービスの有無が意思決定されるので、なかなかサービスの供給が安定しないケースがあります。

例えば施設介護であれば、基本的には施設内で生活をしているので、サービスが不要になることはほとんどありません。しかしながら、訪問介護の場合は、急にサービスが不要になるケースもあります。

当日にサービスが不要になったと連絡を受けたら、仕事が生まれず給料が発生しないケースも珍しくありません。

サービスの供給が安定しないと給料などにも影響が出てくるので、訪問介護士のデメリットと言えるでしょう。

移動が多い

訪問介護士は利用者の自宅に行くので、移動が多くなります。

特に真夏日や真冬日などの移動はかなり過酷で、体調を壊す人も珍しくありません。車を使って事故を起こした場合なども、様々な対処をしなければいけないので、かなり面倒です。

施設介護は室内で仕事を終えられるので、移動などがありません。移動がある点は、訪問介護のデメリットの1つになります。

介護以外のスキルが必要

訪問介護は、介護以外に様々な能力が必要になります。

1対1で会話するコミュニケーション能力や、家事など利用者の生活を支えるスキルも必要です。

また利用者が少ない介護施設で働いている場合は、営業などの業務も発生します。

様々なスキルを身に付けたいと考えている人にはメリットですが、1つの業務に集中したいと考えている人にはデメリットと言えるでしょう。

訪問介護と施設介護の違い

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最後に、訪問介護と施設介護にどのような違いがあるのか、大きく2つに分けて解説していきます。

サポート内容

施設介護は、一般的に施設で介護に関わるサポートをするのが業務内容です。

訪問介護は、一般的な介護業務だけでなく、生活ができるようにサポートするのも業務内容に含まれます。

どのような業務・サポートをしたいのかによって、施設介護か訪問介護か選びましょう。

働き方

施設介護は、シフトの時間内に施設で介護や事務作業などを回すというのが一般的な働き方です。利用者が暮らしている施設は、勤務時間が日中や夜勤になります。

訪問介護は、利用者に合わせて出勤時間が定められていて、出勤場所は利用者の自宅になります。利用者の生活に合わせて訪問するので、勤務時間は日中が多いです。

まとめ

本記事では、訪問看護のメリット・デメリットや、訪問介護と施設介護の違いについて解説しました。

訪問介護は利用者の自宅に訪れて、1対1で介護するという仕事です。

介護だけでなく生活サポートなども行うので様々なスキルが必要になりますが、非常にやりがいのある仕事になります。

正社員雇用が少ないなどのデメリットもあるので、訪問介護で働きたいと考えている人は、事前に求人情報などを調べておくようにしましょう。