介護業界に携わっている企業の中で、これからSNSを活用していきたいと考えている人は多いでしょう。
しかしながら、SNS運用は時間と手間が必要になるので、活用するべきなのか疑問を抱いている人も多いはずです。
そこで本記事では、介護会社がSNSを活用するメリットや注意点を徹底解説しました。
それだけでなく、介護会社におすすめのSNSについてもまとめています。
これからSNSを活用していきたいと考えている介護会社は、是非最後までご覧ください。
介護会社がSNSを活用するメリット
まずは、介護会社がSNSを活用するメリットを紹介していきます。
これから紹介するメリットが良いと感じるのであれば、SNSを活用する価値は十分にあると言えるでしょう。
採用力が上がる
SNSを運用することで認知度が広がり、結果採用力に大きな効果を得ることができます。
採用の際に求人媒体に出すだけしかできていない企業も多いですが、それだと競合も多く効果を実感できる可能性は低いです。
認知度を広げて採用力を強化するためにも、SNS運用には力を入れるべきだと言えるでしょう。
集客に効果を得られる
現在は少子高齢化で、集客をしなくても利用者が埋まっていく状態の企業が多いはずです。
しかしながら、これから介護を必要としている人は増え続けると予測されていて、施設の数も増えてくると言われています。
言い換えると、介護施設が増えることで競合の会社が多くなる為、集客に力を入れなければ利用者を増やすことができない状態になる可能性もあると言えるでしょう。
集客をしなければいけない状態になった際に、SNSで認知を広げておくことで、他の競合企業より集客できる可能性を高めておくことが可能です。
介護業界の印象が上がる
介護業界は重労働で低賃金など、悪い印象を抱いている人も決して少なくはありません。
そのため、SNSを通じで従業員の笑顔や利用者の声などポジティブな部分を発信していくことで、少しでも介護業界の印象を変えることができます。
介護業界の印象が変われば就職を検討する人が増えて、結果的に自社に良い影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
顧客・従業員の定着率が高い
顧客や従業員が会社から離れていく理由は複数ありますが、その中でも印象と違ったという意見は多いです。
例えば、会社のホームページや求人情報を見ると活気があって良さそうな雰囲気だったにいも拘らず、入社してみると静かで人間関係に困ったという経験をした人も多いでしょう。
SNSで企業の業務中の雰囲気などを発信することでミスマッチが無くなり、入社後に印象が大きく違うと感じるリスクを減らすことができます。
顧客・従業員の定着率に問題を抱えているのであれば、SNSで発信する価値は十分にあると言えるでしょう。
介護業界におすすめのSNS
それでは、介護業界の会社が利用するべきおすすめのSNSを4つ紹介しておきます。
インスタグラム
インスタグラムは、若い世代を中心に多くの人が利用しているSNSなので、力を入れる価値は十分にあると言えるでしょう。
特に現在は、グーグルやヤフーの検索エンジンを利用している人が減り、インスタグラムのハッシュタグなどで何か調べる人も増えています。
採用だけでなく集客にも使うことができるので、これからSNSに力を入れるならインスタグラムは非常におすすめの選択肢と言えるでしょう。
ツイッター
ツイッターは、インスタグラムのように画像で訴求するのが少し難しいですが、拡散性があるので認知を広げやすい傾向があります。
SNS運用を始める大きなメリットの1つに、ユーザーが勝手に拡散してくれるという特徴が挙げられるでしょう。
拡散によって認知を広げたいと考えている人は、ツイッターの運用をおすすめします。
Facebookは、利用している年齢層が高いので、若手の採用などには役に立たないですが、ベテラン勢の採用や利用者の集客に大きな効果を期待できます。
先ほど紹介したインスタグラムやツイッターに比べて利用しているユーザーの年齢層が高めなので、介護業界と相性が非常に良いと言えるでしょう。
介護業界がSNS活用する際の注意点
今までの記事を読んで、SNSを活用したいと考えている介護業界の企業も多いでしょう。
そこで、介護業界がSNSを活用する際に知っておくべき注意点を紹介しておきます。
採用と集客で媒体を分ける
採用と集客で媒体を分けた方が、ユーザーに刺さりやすい可能性があります。
もちろんリソースなどがあるので、無理に目的に合わせて媒体を変える必要はありません。
しかしながら、SNSによって利用者層が異なるので、変えた方が効果を実感できる可能性も十分に考えられます。
Facebookは年齢層が高いユーザーが多いので、集客に力を入れた方が良いでしょう。
インスタグラムは若い年齢層のユーザーが多いので、求人に力を入れて若手を採用する施策を打った方が良いはずです。
自社のリソースを考慮して、どの媒体のSNSを利用するのか、どのような目的で運用するのか検討しましょう。
利用者に撮影許可をもらう
SNSに営業中の画像を上げることもあると思いますが、利用者に許可なく撮影した画像を掲載するのはトラブルの原因になるので、絶対に辞めましょう。
もし利用者をSNSに掲載するのであれば、事前に撮影許可などを貰っておくことが大切です。
また、利用者だけでなく従業員にも許可を貰っておくようにしましょう。
認知が広がるまでは他の集客戦略も必要
集客に悩んでいてSNS運用を始めたいと考えている企業は、認知が広がるまでは違う集客戦略も必要になると覚えておきましょう。
基本的にSNSが軌道に乗り始めるまでには、一定の期間は必要になります。
軌道に乗るまでの期間は、違う集客戦略も用意しなければ利用者を増やすことができません。
いきなりSNS運用で効果を出すのは難しいので、複数の施策が必要になると覚えておきましょう。
介護業界でSNS活用に成功した事例
最後に、介護施設の企業でSNSを活用して成功した事例を紹介しておきます。
老人ホーム「いちご」は、インスタグラムでフォロワー1万人を獲得することに成功しました。
投稿内容は、利用者と職員の良い人間関係が伝わるような画像や文章を選定しているようです。
「いちご」のインスタグラムを知って介護業界に興味が湧き、実際に多くの人が見学に来ています。
老人ホーム「いちご」のインスタグラムは、SNSで認知を広げることに成功した事例の1つと言えるでしょう。
まとめ
本記事では、介護会社がSNSを活用するメリットや注意点、介護会社におすすめのSNSについてまとめました。
介護業界の会社で、集客や採用に悩んでいる企業は多いでしょう。
SNSを活用することによって、集客や採用に良い影響を与えられる可能性は十分にあるので、実践する価値はあるはずです。